Nintendo Switchの特徴の一つである左右に別れたJoy-Con。先日、このJoy-Conを活かした画期的なゲームが登場しました。そう、【ARMS(アームズ)】です。
今回はARMSを購入して1週間ほど遊んだ感想をレビューしたいと思います。
気になるJoy-Conでの操作感から、Proコントローラーで遊んだ場合との比較も合わせて載せているので、参考にしてみて下さい。
目次
ARMSってどんなゲーム?
タイトル | ARMS(アームズ) |
ジャンル | 対戦格闘ゲーム |
発売日 | 2017/06/16 |
定価 | 6,458円 |
発売元 | 任天堂 |
対応ハード | Nintendo Switch |
任天堂 2017-06-15
売り上げランキング : 222
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ARMSは任天堂が自社で手がけるNintendo Switchの独占タイトルで、伸び~る腕を持ったキャラクターたちを使った対戦格闘ゲームです。
ポイントは何と言ってもJoy-Conの機能を活かして遊べるということ。
まだ発売して3ヶ月ほどしか経過していないNintendo Switchには、Joy-Conの性能をフルに活かしたゲームはこのARMSとワンツースイッチくらいしかありません。
ゲーム自体は単純で、ひたすら殴ったり投げたりして相手の体力を先にゼロにすれば勝ちです。
一般的な格闘ゲームのようにコマンド入力による”必殺技”などはありませんが、ゲージが貯まることで”ラッシュ”という連続攻撃を行うことが出来ます。
また、各キャラクターごとに例えば”ジャンプが連続でおこなる”、”ガードすると体力が回復する”、”相手のパンチを蹴って落とせる”といった固有のスキルが有り、
更に様々な特製を持つアームを左右それぞれ選択することで、オリジナリティのあるキャラクターで遊べるというのがこのゲームの魅力の一つです。
ゲームのモードはベーシックな”グランプリ”(いわゆるストーリーモードのようなもの)、対戦モードとなる”バーサス”、ネットを介して複数人が集結、様々なルールで遊ぶ”パーティーマッチ”といったモードがあります。
グランプリで一定の難易度をクリアすると、ガチンコの真剣モード”ランクマッチ”が開放されます。ちなみに筆者は下手くそなのでまだランクマッチはプレイできていません(笑)
この他にトレーニングモードや、新たなアームを入手するためのミニゲームであるアームゲッターなどがあります。
基本的にはトレーニングで練習しつつグランプリやパーティーモードでアームゲッターをプレイするための費用を稼ぎ、アームゲッターをプレイして新たなアームを入手。
そして入手したアームで自分好みのキャラを作成し、バーサスやランクマッチで腕を競い合うというのが大まかな流れとなります。
ARMSを実際にプレイしてみての感想
では実際にARMSをプレイしてみての感想を書きたいと思います。
Joy-Conでの操作感など
まずJoy-Conの操作性や感想について。
実際に動かしてみての第一印象は、”難しい”でした。
一般的な格闘ゲームのように複雑なコマンド入力はない(というかできない)ので、操作自体は直感的で単純です。
左右のJoy-Conを右に傾ければ右に移動し、それぞれ内側に傾ければガード、腕を伸ばせばパンチとなります。
しかし、普段は指先だけでゲームを操作しているので、最初は腕全体を使う操作はなかなか思い通りにキャラクターが動かせず、ストレスを感じました。
グランプリで一番簡単なレベルのCPUにも苦戦していました(笑)
しかし慣れれば別です。
後述しますが、トレーニングでひたすら動かし方を自分の腕に覚えさせることで、Joy-Conでの面白さが開花します。
ちなみに操作感というか、Joy-Conのレスポンス自体は悪くないです。
ちょっと動かせばすぐに反応してくれるし、やはり次世代機だけあってセンサー類も進化しているのだと感じます。
Proコントローラーで遊んでみた感想
最初にJoy-Conの難しさに挫折した私は、早速Proコントローラーを使用してみました(笑)
するとびっくり。操作がかなり楽ではないですか!
やはり普段こういったコントローラーでゲームをプレイしているので、もう左親指でキャラを動かして右親指で攻撃できることがかなり快適でした。
さっきまで全く勝てなかったグランプリも勝てるようになってきたので、試しにパーティーモードでネット対戦へ進出。
すると、思いの外連勝することが出来ました。もしかしたらみんなJoy-Conで慣れない操作をしていたのかもしれません。
やはり対戦ゲームということで、勝てるようになってくると楽しくて長時間ハマってしまいました。
Joy-Conに慣れることでARMSの面白さを再認識
しかし、せっかくJoy-Conに完全対応したゲームなのに使わないのももったいないなぁと思い、再びJoy-Conを練習することを決意。
練習方法としては、実際のスポーツと同じくトレーニングモードでの反復練習をひたすらしました。
ARMSはやはり対戦ゲームとして作られているだけ会って、トレーニングモードが例えば相手の攻撃をひたすら避けたりだとか、投げを阻止したりだとか、様々なシチュエーションで練習できるのが良かったです。
トレーニングモードで動きを覚え込ませながらグランプリで実践という流れを繰り返していたところ、だんだんとJoy-Conでの操作に慣れてくるのを実感。
するとどうでしょう、最初の頃とは打って変わって、キャラクターを自分の思い通りに、直感的に動かせるのが楽しいと感じるように。
Joy-Conを使っても対戦で少しずつ勝てる回数が増えてきて、ここでARMSの面白さを再認識することが出来ました。
ちなみにキャラクターの移動と反対側にパンチを曲げたり、投げで伸ばした腕を左右に大きく開いてつかみやすくしたりといったテクニックは、Joy-Conしか出来ないと思います。
ただしデメリットもあります。
おわかりかと思いますが、やはり指先ではなく腕を使う分、疲れます。
まぁ普通のゲームに比べて良い運動にはなるので、メリットと言えばメリットかもしれませんが(笑)
ARMSは殴り合いの対戦は面白いがミニゲームは微妙
さて、操作になれると対戦がとても楽しいARMSですが、ミニゲームは微妙です。
ARMSにはパーティーマッチでバレーボールや的当てと言った内容が登場しますが、どちらも一方的な試合になる場合が多いように感じました。
普通の対戦と違って駆け引きや逆転という要素があまり生かされておらず、テクニック云々よりも選択したキャラクターとアームでほぼ決まると言った感じでした。
また、新たなアームを入手するためのアームゲッターも要は的当てと同じなのですが、これがだんだんとやるのが面倒になってきて、途中から「もうミニゲームいらないからガチャ形式にしてくれよ!」と思ったほどでした。
たぶん同じように感じている人は多いと思うので、これからのアップデートなどで改善されることを期待します。
ARMSの感想まとめ|ARMSはこんな人におすすめ!
最後にARMSを一週間遊んでみての感想をまとめた上で、ARMSがどんな人におすすめなのかを書きたいと思います。
ARMSの感想をまとめると、
- Proコントローラーの操作は簡単で快適
- Joy-Conは初めは難しいが慣れると楽しい
- Joy-Conでの操作はちょっと疲れるが良い運動にはなる
- アームやキャラクターの組み合わせで自分のスタイルで対戦できる
- 対戦は単純なようで意外と奥が深く楽しい
- でもミニゲームは微妙
こんな感じになりました。
ARMSは、”普段格闘ゲームを好んで遊んでいるガチでストイックな人”や、”Joy-Conで直感的に遊べるゲームがしたい”という人におすすめできるゲームだと思います。
逆に、グランプリ(ストーリーモード)でもなかなか歯ごたえがあるので、”難易度があまり高くないカジュアルなゲームがしたい”という人は買わないほうがいいかもしれません。
ちなみにそんな人には【いっしょにチョキッとスニッパーズ】をおすすめします。こちらは対戦のストレスがなく、単純ながらも頭を使う楽しいゲームです。しかも安い!
任天堂 2017-06-15
売り上げランキング : 222
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