ゲーマーとして一つは持っておきたいゲーミングヘッドセット。
特に最近はPCだけでなく家庭用ゲーム機でもボイスチャットを使うのが一般的となっている為、購入している人も多いのではないでしょうか。
私も10年以上前の低スペックなものは持っているんですが、流石に厳しくなってきたので今回新しいヘッドセットを購入することにしました。
それが今回レビューする【SteelSeries Arctis 7】になります。
PCのゲーミングブランドであるSteelSeries(スティールシリーズ)から販売されている無線ヘッドセット。使用感はどんな感じなのか、早速レビューしていきたいと思います!
目次
SteelSeries Arctis7の詳細・特徴
今回購入した商品はこちら。
SteelSeriesの密閉型無線ゲーミングヘッドセット、Arctis 7です。カラーはホワイトにしました。
以下Amazonの商品説明より。
- 高品質スピーカードライバー/マイク搭載
- AirWeaveイヤークッションと特徴的なスキーゴーグルサスペンション
- ソフトウェアによる7.1chサラウンド
- 独自の双指向性ノイズキャンセリングマイク
- ヘッドホン部再生周波数帯域: 20Hz-20000Hz
- インピーダンス: 32Ω
- ワイヤレス/アナログ接続(3.5mm4極)
- USBアダプターでのDTS Headphone: X 7.1サラウンド
- 株式会社ゲート国内正規品1年保証
Arctis7はDTS Headphone: X 7.1サラウンドとChat Mix機能を備えたラグのないワイヤレスヘッドセットです。
ヘッドバンドを一周するスキーゴーグルサスペンションを採用し、ゲームのために開発された低遅延のワイヤレス接続が可能です(受信範囲: 約12m)。
15時間使用可能な充電式バッテリーを搭載しています。
SteelSeriesはPCゲーマーなら知っていると思いますが、今回のようなオーディオ機器のほか、キーボードやマウスなど主にPCゲーミング周辺機器を販売しているメーカーです。
RazerやLogitecなどと並んで人気のブランドで、品質が高く評判も上々。ブランドとしては特に言うことは無いですね。
で、今回ヘッドセットを選ぶにあたって以下のような点を重視しました。
- 1.5~2万円ほどの価格帯
- 無線
- 長時間つけても耳や頭が痛くならない、疲れない
- PCだけでなくPS4でも使える
- デザイン
この条件に沿っていろいろ調べたところ、ちょうど当てはまるのがこのArctis7だったわけです。
結果としてはほぼ満足しています。
ヘッドフォン自体の音質やマイクの使い勝手に関しては特に言うことはなく、少し気になったのは長時間つけたときの圧迫感くらいでした。
詳しくは後述します。
SteelSeries Arctis7の外観
では早速外観から見ていきましょう。
パッケージはこんな感じ。
PC GAMER(海外のPCゲーム情報サイト、日本で言う4gamerみたいな感じ)のベストゲーミングヘッドセッドに選ばれています。
あと言い忘れましたが1年保証付きです。
裏面。
本体の写真やスペックの説明が書かれています。英語だけど。
パカッ。
箱を開けるといきなり本体が登場します。
左に見えるのが上蓋の内側ですが、無駄にオシャレですね。
ヘッドセット本体を取ると、中には付属品が入っていると思われるアクセサリーケースがありました。
ちなみにこのケースは箱と一体化しているので取り外すことはできません。(地味に不便)
アクセサリーケースを開けると可愛いイラストの描かれたカードが。
こちらがセット内容です。
ヘッドセット本体、有線接続用ケーブル、USB充電ケーブル、無線用アダプタ(レシーバー)、メッセージカード、説明書です。
ケーブル類が多い印象。
では本体を見ていきましょう。
パッケージ通りスタイリッシュな外見です。
イヤーパッドなどとのツートンカラーになっているのが気に入っていて、白にして正解でした。
立てるとこんな感じ。
本体上部。
アルミのフレーム+調節可能なスキーゴーグルバンドというものでできています。
スキーゴーグルバンドはArctis7の特徴の一つで、模様もスキーゴーグルのバンドみたいですね。
アルミフレームが本体を構成し、頭に乗る部分はバンドになります。この2つの間には空間があります。
本体下部。
本体の左耳部分。
いろいろついてますね。
右から順に、マイクのミュートスイッチ、ボリューム、有線接続用端子、3.5mmジャック、充電用Micro-USB端子、そして出っ張っているのが収納式のマイクです。
反対の右耳部分。
こちらは電源スイッチと、ゲーム音とボイスチャット音の割合を調節するダイヤルの2つだけです。
左右どちらとも表面にはsteelseriesのロゴがあります。
ちなみに他の製品だとこのロゴが光ったりするようですが、Arctis7に関しては光りません。
マイクは収納式で、使うときに引っ張り出す形です。
長さは7~9cm程度は伸びます。自由に曲げられるので伸ばしたあと自分の使いやすい位置に合わせる感じです。
スキーゴーグルバンドの調節部分。
剥がすとマジックテープになっていました。
一応調節はできるものの、ご覧の通りマジックテープ部分の面積が小さい(3-4cm程度)のであまり大きな調節はできません。
まぁスキーゴーグルのバンドということでゴム製で伸縮するので、そこまで調整はいらないんですけどね。
全体。
裏面。
イヤーパッド部アップ。
このイヤーパッドは浅田真央さんのCMでお馴染み、枕やベッドに使われるエアウィーヴというクッション素材でできています。
これもArctis7の大きな特徴の一つであり、今回購入の決め手になったポイントの一つでもあります。
詳しい使用感は後述しますが、見ての通りフカフカです。
続いて付属品を見ていきましょう。
まずはワイヤレス接続時に使う無線アダプター。
見て分かる通りケーブルが結構長いです。1mくらいあります。
端子がUSBとなっていて、PS4でワイヤレス接続する場合もこのアダプタを接続して行います。
ワイヤレスヘッドセットですがBluetoothではないので注意。
裏面。
サイドのボタンはペアリングするためのものです。
で、面白いのがこのレシーバーにはLINE-INとLINE-OUTのジャックがあります。
ここにオーディオ機器を接続することで、ヘッドセットの電源が入っていないときは別なスピーカーから出力、といったことが可能になります。
PCなどでスピーカーとこの無線ヘッドセットを使い分けする場合などに非常に便利です。
こちらは有線モードにするときの3.5mmジャックケーブル。
バッテリーが切れても有線ヘッドフォンとして使えるのはいいですね。
ちなみにバッテリーは一度充電すると15時間も持ちます。(割高な2019 Editionだとなんと24時間!)
こちらは充電用のUSBケーブル。
充電以外にもヘッドセットのファームウェアアップデートでも利用します。
そして端子部分にsteelseriesのロゴが彫られていたりピアノブラックな素材だったりと無駄に凝ってます。
ちなみにPS4コントローラーの充電ケーブルなど、一般的なUSB to Micro-USBのケーブルでも代用可能です。
本体及び付属品の外観としては以上です。
SteelSeries Arctis7の使用感
続いてArctis 7を実際に使ってみての使用感についてまとめます。
スキーゴーグルバンド+エアウィーヴが快適
まずはArctis7の大きな特徴でもあるスキーゴーグルバンドとエアウィーヴのイヤーパッドが快適ということです。
これはこのヘッドセットを買って一番良かったと思っている点です。
スキーゴーグルバンドは通常のヘッドフォンのバンド部と違い、柔らかく柔軟性があるのでどんな頭の形状にもフィットします。
それだけでなく、全体に重さを均等に分散できるため、一般的なヘッドフォンよりも重さを感じにくいというメリットがあります。
またイヤーパッドもさすがエアウィーヴといった感じで、フカフカなので耳が痛くなることはありませんでした。
長時間使用していると少し圧迫感を感じる
スキーゴーグルバンドとエアウィーヴで快適ではあるものの、おそらく私の頭がでかい+ヘッドバンドのフレーム本体が少しきつめに設定されているため、長時間つけていると圧迫感を感じました。
といっても何時間もつけていなければ大丈夫なのと、フレーム本体はアルミ?でできていて微調整が効くのでそこまででも無いんですけどね。
ただしメーカーとしてはバンドを曲げたりするのは推奨してないと思うので、その当たりは自己責任でやりましょう。
あんまり広げすぎると音漏れしたりヘッドフォンがガバガバになっちゃいますからね。
やっぱり無線は楽ちん
やっぱり無線は楽ちんです。
胸のあたりや手元にケーブルがたれてこないので気になることも無いし、邪魔になりません。
トイレに行くときもヘッドホンを付けたまま移動することができます(笑)
(つけたまま移動するときはマイクに注意しましょう笑)
充電の手間はあるものの、一度充電すれば自分の場合1週間位は持つし、もしバッテリーが切れても有線ヘッドフォンとして使えるので気にならないですね。
初めから無線にしたくて買ったので、正解でした。ちなみに遅延などは全くと言えるほど感じません。
DTS Headphone:X 7.1 サラウンドの臨場感が良い
このヘッドセットはDTS Headphone:X 7.1 サラウンドサウンドという技術に対応しています。
残念ながらユーティリティソフトが必要なためWindowsPCのみでPS4などのゲーム機には対応していませんが、PCでもゲームをやる私にとっては魅力的な点の一つです。
またゲーム以外に映画などもかなり迫力が出るのでおすすめです。このあたりの音質はソフトウェアで更に好みにカスタマイズできます。
それとDTS X7.1はPCのみの機能ではありますが、PS4で使用した場合も普通にステレオ?サラウンド?になってました。
普通にどの当たりから敵が来たか判断できるし、使っていて違和感など無かったので、PS4用のヘッドセットとしても十分使えます。
マイクは良くも悪くも普通?
ヘッドセットなのでマイクが付いているわけですが、Amazonのレビューなどを見てみるとこのマイクの評判が微妙な感じ。
が、自分が使った限りは特に悪い点は感じませんでした。逆に特別良いと感じた部分も無かったんですけどね。
しいて上げればマイクと言うかマイクのON・OFFスイッチが逆のほうが好みでした。(押し込みでONなのかOFFなのかの違い)
一応通話している相手に聞いてみても特に聞き取りにくいだとか雑音が入るといったことは無いようなので、良くも悪くも普通のマイクと言った感じだと思います。
一応仕様としては双指向性ノイズキャンセリングマイクというものが採用されているようなので、安いマイクよりはクリアに聞こえてるはずです。
見た目がオシャレで普段遣いもできる
これはそこまで気にしてなかったんですが、実際届いてみると結構オシャレで普段遣いもできるデザインでした。
色も白にしたおかげでかっこいいし、マイクも収納可能なのでデザインと相まってヘッドセットというよりはヘッドフォンという感じです。
音質も普通にいいのでスマホやポータブルオーディオ機器で移動しながら音楽を聞く場合に重宝します。
ちなみにマイクを出せば普通にLINEやdiscordなどで通話も楽しめますよ!
PS4での使用は若干注意
さて、そんなArctis7ですが、PS4での使用に関しては若干注意が必要です。
というのも、一応メーカー公式HPでもPS4などのゲーム機対応はうたっていますが、完全対応ではないということ。
まずPCのようにドライバやユーティリティソフトをインストールすることができないので、イコライザなどの調節機能が使えません。
なので設定でもうちょっと低音を強くしたい、中音やボーカルを強くして声を聞き取りやすくしたいといったことは残念ながらできないです。
また、有線無線どちらも対応してはいるものの、私の環境だけなのかやり方が悪いのか、無線の場合はマイクが使えませんでした。
有線であれば使用できるしPS4側の設定で音量などの調節もできたんですが、どうも無線の方はうまくマイクが認識されていないのかダメでした。
なのでPS4でボイスチャット目的で購入した場合は無線で使えるか危うい為、その点注意してください。有線であれば全く問題ありません。
SteelSeries Arctis7の感想まとめ|こんな人におすすめ!
ということで今回はSteelseriesの無線サラウンドヘッドセット、Arctis7についてレビューしてみました。
改めてこの商品の特徴をまとめると、
- 見た目がオシャレ
- スキーゴーグルバンド+エアウィーヴイヤーパッドが快適
- 長時間使用すると若干圧迫感を感じる
- 楽ちんな無線は15時間のロングバッテリー、有線接続も可能
- アダプタに別なスピーカーを繋げば切り替えできる
- DTS 7.1chで臨場感のある音が楽しめる
- PS4でも利用可能、ただし7.1chサラウンドは不可
- 付属品はケーブル類とメッセージカード
- 1年保証付き
となりました。
このことからArctis7は以下のような人におすすめです。
- ゲーミング用ヘッドセットが欲しい人
- PCだけでなくPS4でもゲームをする人
- 無線のヘッドセットを探している人
- スピーカーとヘッドセットを使い分けたい人
- 耳や頭が疲れないヘッドセットが欲しい人
- できるだけオシャレでかっこいいヘッドセットが欲しい人
- 音質の良いヘッドセットを探している人
- ヘッドフォンとしても使えるものを探している人
SteelseriesのArctis7は無線でサラウンドで快適な使用心地を求めていた私にとってはベストな選択でした。
若干気になる部分はあったものの、大きな問題ではないので買って後悔などはしていません。
むしろスキーゴーグルバンド+エアウィーヴが予想通り快適だったり、音質やバッテリー持ちの良さからメリットの方が多く感じました。
しかも価格が1万5千円くらいなので、この内容・クオリティでこの価格ならかなりコスパは高い部類だと思います。
今だと2019年モデルとしてより高性能なバージョンアップ版が登場しているので、そちらもおすすめです。
ヘッドセットの購入を考えている人は是非候補の一つに入れてみてください。
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